【DXM】使いたいカードが少ない
まずは何も言わずに以下二つのカードを見てほしいわけです。
カード | 殺人蜂 キラービー | エルフの地術士 |
コスト | 2 | 2 |
タイプ | なし | なし |
Atk/HP | 2/2 | 2/2 |
スキル | なし | 召喚時、召喚されたマスを 勢力基本地形にする。 |
え?何この差??
これだけ見ると、キラービーを選ぶ理由がないわけですよ。
実際キーラービーを入れる意味無いし。
今回はちょっとそんな感じで、同じコストで似た効果なのになぜか一方のカードのほうが明らかに強いカードがちょっと気になる、って話です。
格差があるカードは必ず存在するけど、差異が欲しい
ハースストーンだと以下が有名かもしれませんね。
カード | ブラッドフェン・ラプター | フェアリードラゴン | 気取り屋の俳優 |
コスト | 2 | 2 | 2 |
タイプ | 獣 | ドラゴン | |
Atk/HP | 3/2 | 3/2 | 3/2 |
スキル | なし | 呪文とヒーローパワーの 標的にならない。 |
挑発 |
この場合も、正直ブラッドフェン・ラプターを選ぶ理由は無いに等しいです。
どうしても何らかの宗教上の理由で「タイプ:獣」が重要な場合には必要なので、使いみちが0と言うわけではないのですが。
ちなみにシャドウバースの場合2コスト2/2のニュートラルだけで6種類あってうち1種類がバニラ(スキルなし)なので、本当にスキルなしのキャラが心底かわいそうなのでなんとかしてあげてください。
ということで、長く続けば続くほど、効果のインフレーションの一環で、同じコストなのに強さが違うカードが出現します。
その時、使いたい要素がないカードは絶対に使われないんですよね。
DXMだって、もう殺人蜂 キラービーを使う理由なんて縛りプレイくらいしかありえないわけですよ。
効果が酷似していて、使い分ける要素がないのに、力の差が歴然としているカードは結構あって、こういうのはカードの選択肢の幅が狭くなるので、なんとかしてほしいなぁ、と思っています。
大切なのは、使ってみたいと思える要素があるかが重要で、実際に強い必要はないと思っています。
環境が変わると使ってみたいカードが変わるのが一番わくわくする
DXMで言えば、コスト2速攻3人組もあるんですが、現状目にするのはラースボアだけじゃないですか。
カード | 放浪のサテュロス | 飛兎 フライングラビット | 憤猪 ラースボア |
コスト | 2 | 2 | 2 |
Atk/HP | 1/1 | 1/1 | 1/1 |
スキル | 速攻 | 速攻 自ターン開始時、 手札に戻る |
前列にいるとき、速攻を持つ 召喚時、ターン終了時まで、 戦闘ではHPを1残して 耐える |
もうね、単純に死なない速攻は当たり前のように強いわけですから、ラースボアを選ばない理由がないんです。
考えられる対策は、例えば序盤に後列に置きたくなる要素を足す(ラースボアの利用率を下げる)とか、「他の自ユニットが場に出たとき」の効果が非常に強力なユニットが登場する(フライングラビットを再利用したくなる)とかの修正が起きると、利用率に変化が出てくると思うんですよね。
このように、カードが増えて来た時に、使いたくなるようなきっかけができるようなデザインにしてほしいと思っています。
例えば蛇母神殿の建造が強化されたことで、放浪のサテュロスを使って合計9マナ使うことで1ターンのうちに蛇母神 コアトリクエを出すコンボが使えるようになりました。
まだ実践級では無いかもしれませんが、研究の余地はありそうですね。一つのファンデッキとして。
デュエルアリーナが入ってから顕著に感じているプールの狭さ
この辺、やっぱり今回のアップデートで追加されたデュエルアリーナですごい感じるんですよね。
カード三枚並ぶと、「あ、このカードはあのカードの代わりに使えそう」って感想が多いんですよ。
それってつまり、他のカードの下位互換として使われているわけです。
傭兵団の先鋒なんてまさに(勢力の違いはあれど)ケンタウロスの軽装騎兵の代わりにピックするカードじゃないですか。
「ああ、こういう使い方できるんだなぁ」って発見じゃなくて「ああ、このカードの代わりだな」って妥協になっちゃうのはやっぱりもったいないです。
ということで引き続き調整を期待しています
今回のアップデートでランプが大幅に強化され実戦レベルになるなど、構築戦で使えるカードの幅は大幅に増えたと思います。
しかし、まだまだ差別化がされきっていない、あるいは単純な下位互換のカードが多いので、この先、もっと「どのカード入れるか迷うなぁ」って思える修正が出てくることを期待しています。
せっかくデュエルアリーナが出てきてこれからだ!って時に、「あれ?選べる(使える)カードが少ない?」って思っちゃうのは本当にもったいないです。
ちなみに、構築戦ではそれほど強くないのにデュエルアリーナになると手がつけられないカードが数枚あるので、こういう発見を個人的に期待しています。