深沢のゲーム日記

好きなゲームについてひたすら書くだけの日記です

【Hearthstone】特殊勝利という見果てぬ夢

特殊勝利とは

トレーディングカードゲームでたまに出てくる「特殊勝利」のカード。
普通は相手のライフを0にすると勝利だったり、相手の山札を0にすると勝ちなのですが、そういうものを無視して、勝利条件を弄るカードが存在します。
こうやって、勝利条件を弄った結果、通常とは異なる方法で勝利することを「特殊勝利」と呼びます

一発で相手のHPを0にするまで攻撃力を高めたりして勝利するOTK(ワンターンキル)と異なり、ルールそのものを弄ることにロマンがあるんですよね。

遊戯王の「エクゾディア」が有名で、封印されし右腕他、5枚揃ったら勝利ってのが結構有名ですね。
マジック・ザ・ギャザリングでも非常に有名な「機知の戦い」というカードがありますね。ターン開始時に自分の山札が200枚以上だったら勝利、という不思議カード。
マジック・ザ・ギャザリングは山札の上限に制限がないので、60枚以上なら何枚でもOK、ただし同じカードは4枚まで、というルール

いずれも、第一線の活躍をして公式大会でも猛威を振るったという噂を耳にしています(私はプレイしたことがないのでわからん)

デジタルトレーディングカードゲームの世界でいえば、Shadowverseの「封じられし熾天使」なんかもある程度上位にいるように思えます。
このカードは「出してから一定期間経過すると無条件勝利」となるカードなので、その経過期間を短くできるカードを組み合わせて場に出した次のターンに決めることを目的としたデッキタイプが多かったですね。
ほかにも「相手プレイヤーを攻撃したら無条件勝利」となる「封じられし異形」というカードもありますが、こっちはメタに食い込んだ姿を見たことがないです。

と、まぁ、特殊勝利はOTKとは違った意味でロマンがある楽しいカードなので、私も結構好きです。
特殊勝利のデッキタイプが第一線になったらなんとなく残念な気持ちになるので、永遠の地雷デッキって感じですね。
通常の対戦方法だと防御できないことや、こういうデッキタイプを作ると相手にダメージを与えることがないので、「相手のライフが満タンなのに勝つ」ってところにもロマンがあります。

そしてハースストーンにも特殊勝利がやってきた

そして、これまで特殊勝利がなかったハースストーンにも満を持して特殊勝利カードが出現しました。
<<断罪のウーサー・エボンブレード>>です。

ハースストーンの最新拡張パックでは、「ヒーローカード」という、ヒーローを上書きするカードが登場しました。
この上書きによって、ヒーローパワー(毎ターン1回だけ使える特殊効果)が変わるのですが。

このカードはパラディンのヒーローを上書きし、ヒーローパワーが「場に2/2のミニオンを出す」に代わります。(変更前は1/1のミニオンを出す)
さらに、「場にこのミニオンが4体いたら相手ヒーローを破壊する(勝つ)」という効果もあり、ついに待ちに待った特殊勝利カードだとちょっと興奮しています。

ただ、このヒーローカードが9マナなので、出したターンにヒーローパワーが使えないことを考えると、最短でも勝利まで13ターンかかり、さらに言えば場に2/2が4体並ぶまで悠長に待ってくれる対戦相手なんか存在しないわけで、「これは特殊勝利って言いながらこの勝利条件はまず達成できないなぁ」と思いながら見てます。

これは、特殊勝利を実際に狙えるかどうかってどうでもよくて、相手の行動を縛ることを目的とした効果なんでしょうね。
そう考えると、「やっぱりハースストーンは特殊勝利に対して慎重だなぁ」と思った次第です。

全体的にインフレを抑えようとしているんでしょうか。
めちゃくちゃ強力なのは事実ですが、なかなか抑制的なカードだと感じました。

そして100パック開いても手に入らないウーサー

ということで、今日100パックくらい開けたのですが、結局ウーサーは手に入らなかったです。
魔素使って作ればよかったのに、ローグの<<虚ろのヴァリーラ>>のほうが楽しそうなので、そっち作っちゃいました。

翡翠ローグ(タッチ虚ろ)作るぞー。

ということで、ハースストーンの世界では特殊勝利はまだまだ夢のままのようです。

ただまぁ、前作のクエストでOTKできるクラスもあり(タイムリープメイジ)、超強化したミニオンでぶん殴るデッキも変わらず一線にいるので、ここで特殊勝利が第一線レベルになったらメタ崩壊するのかもしれませんけどね。